二次加工
製品の多様化は、すなわち金型に求められるスペックも多岐にわたる。切削、放電、研磨…あらゆる手段で多様化したニーズに応えます。
ワイヤ・放電加工
電極とワークとの間にアーク放電を起こすことによって、ワーク表面の一部分を溶解しながら除去していく加工のことです。
ワイヤー加工では主に切断や穴あけなど、貫通形状の加工を、形彫り放電加工はその名の通り、特殊形状などをアーク放電によって掘り込んでいきます。
焼き入れ鋼、超硬などの硬い金属に用いられる、金型を作るうえでなくてはならない加工方法です。
マシニング加工
マシニングセンターを使用して加工することにより、より高精度な加工の対応、フライスでは実現できなかった三次元の製品も対応が可能になります。
ドリルやエンドミルなどの刃物で切削するので、その刃物の種類によっては表面を削ったり穴をあけたりネジを切ったりと、いろいろな加工ができます。試作から金型部品の製作まで、その用途は計り知れません。
刻印加工
刻印とは、その字の示すとおりに『印をつける』ということですが、金属に文字や数字を書き込むのは容易なことではありません。そこで工業彫刻、金型彫刻に代表される『鋭利に加工した反転文字(記号、数字)を打ち付けて、転写する』という加工方法が一般的です。製品の性能や機能には刻印はあまり関係ありませんが、製品のシリアル番号や製造日、銘板の作成から、現在ではデザイン性の向上や摸造品と正規品の識別にも用いられるなど、広く目にするようになりました。
熱処理
鋼を加熱・冷却することにより、優れた機械的特性を得ることを目的とします。鋼の硬度を上げて強度を向上したり、耐摩耗性、耐食性を改良したりします。製品の特性に合わせて、最適な熱処理プロセスの対応が可能です。
表面処理
表面処理とは、素材表面をハイブリッド化し、性質を改良、向上させるコーティングのことです。PVD、CVD処理や窒化処理など、金型やワークに応じて適切な表面処理を提案いたします。